歴代代表世話人挨拶

機会を生かして生涯現役で

今までの来し方が、若い先生方へのメツセージになれば幸いです。

レジデント時代から虎の門病院で腎炎から腎不全・透析療法に関わってきました。部長定年後の健康管理センター統括センター長の5年間では、多くの先生方のご支援でLancet やMetabolismなどに予防医学のエビデンスを発信する機会を得ました。
その後は、透析を回避すべく保存期腎不全管理を目標に先輩方のサポートでクリニックを開業し現在7年目です。
病歴聴取のナース、ホルモン以外の緊急検査測定のための検査士、事務のスタッフとともに、CKD リウマチ膠原病・糖尿病など全身疾患によるCKD診療を行っております。
病院で培われた知識と経験、患者さんから学んだ臨床医としての真摯な姿勢を礎として 日々の診療のなかで、よりベストな治療は?を模索し、発見もありで楽しんでおります。

与えられ機会を生かし生涯現役で・・を合言葉に!!

原プレスセンタークリニック院長
原 茂子

日本女性腎臓病医の会(HP座談会記録参照)は座談会をきっかけに発足しました。当初、原茂子先生(初代世話人代表)を中心に協和発酵キリン、中外製薬にお願いし交互に会を開催して頂きました。その後、日本腎臓財団に活動を認めて頂き自主性のある会に発展していきました。

かつては、女性医師は一人ひとりで頑張ってきました。時代と共に社会、女性の考え方、生き方も変わってきていますが、まだ女性が仕事をして生きていくのに生きづらさは続いています。女性医師が自由に交流し、次世代女性医師とのコミュニィケ―ション・さらに独自の支援は必要と考えています。女性が活躍する社会といわれながら、未だトップで力を発揮できている女性医師は少ないのが現状です。苦労なくして医師という仕事を継続することはできません。継続のため、多くの犠牲を払う場合や厳しい決断が求められる時もありますが、この会での出会いなどが苦しい時を乗り越える支えになればと思います。
女性、腎臓病学、医療などのキーワドで日本女性腎臓病医の会を通じて、会員の誰かと【つながる】ことが出来るのではないでしょうか。 

日本女性腎臓病医の会を設立、継続してきたメンバーの一人として、これからもこの会が会員のつながりを大切に、いろいろな形での医学・医療への貢献ができればこの上ない喜びです。(湯村和子の似顔絵は、高校の同級生で絵本作家の川西義人さんが描きました)

湯村和子
湯村和子

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