第73回日本救急医学会関東地方会学術集会・第60回救急隊員学術研究会

会長挨拶

第73回日本救急医学会関東地方会学術集会・第60回救急隊員学術研究会
会長 畝本 恭子
日本医科大学多摩永山病院 救命救急科 部長

 このたび、第73回日本救急医学会関東地方会学術集会・第60回救急隊員学術研究会〈同時開催〉を、2023年2月18日(土曜日)に京王プラザホテル八王子にて開催させていただくことになりました。
 テーマは「救急医療が護る‘機能’」といたしました。
 救急医療の役割は、‘命を救う’ことですが、救命後の機能回復を見据えたアプローチが極めて重要であることは論を待ちません。病院前救護・診療から、病院到着後の集学的治療まで、‘機能’予後改善のためのチャレンジの連続です。救急医療が、患者さんの‘機能’を護る、という使命を果たせているか、今、あらためて、関東地方の救急を担う救急隊、医療機関などの多職種の皆様と共有したいと思います。
 そして、救急医療は、特に社会との関わりが強く、‘社会の機能’を維持する役割を担っている、と言えると思います。コロナ禍の大きな波は、我々に社会の機能を護れるポテンシャルがあるか、という課題を突き付けました。頻発化・甚大化している災害対応についても同様です。これらの分野についてのディスカッションもできれば幸いです。
 オンラインの学術集会にも、だいぶ馴染んでまいりました。便利な面もある一方、対面に比べると参加者の方々からの質問やディスカッションが、いくらか難しい気がしております。このため、現在のところは現地開催を、と考えております。東京都の中でもやや西寄りですが、都心から電車1本でアクセスできる場所です。(コロナの蔓延状況によっては、途中で完全オンラインに切り替えることを、夏ごろを目途に判断させていただきます。)
 皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

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