第42回日本アフェレシス学会学術大会

大会長挨拶

未来志向のアフェレシス

 第42回日本アフェレシス学会学術大会を開催させて頂くにあたり、ご挨拶を申し上げます。
 日本のアフェレシスの歴史は、1981年に日本プラスマフェレシス治療研究会が設立され、同年に第1回大会が開催されたことに始まったとお聞きしております。以来40年間、多くの諸先輩先生方のご尽力により、難病・重症病態に苦しむ数多くの患者さんの治療に多大なる貢献を果たしてきました。私自身も、1981年に世界に先駆けて製品化された中空糸膜型血漿分離器を用いて、小児の最重症腎炎に対して血漿交換を試み、その治療効果に目を見張ったことを今も鮮明に覚えております。歴代大会長のお名前を拝見すると、小児領域からは、私の恩師である伊藤克己先生が本大会(第23回、2003年)を主催されておられます。これまでの40年にわたる本大会の歩みに思いを馳せると、小児科医である私に本大会を主催する機会を与えて頂いたことに感謝の気持ちで一杯です。同時に、大きな責任を感じながら身の引き締まる思いで準備を進めております。
 本学会は、アフェレシスで全ての難病・重症病態に挑む医師や研究者、アフェレシス関連機材や薬剤の開発にかかわる研究者や企業、アフェレシスを安全かつ効果的に実施する臨床工学技士など、分野横断的に、アフェレシスという共通項をもって一堂に集う極めて学際的な学会です。そのため、本大会は、アフェレシスに関するこれまでの知見やエビデンスの共有、アフェレシスの無限のポテンシャルを探る、医工学連携の重要性、そして産学共同による新しいアフェレシスの可能性を実感できるプログラムとなるように鋭意努力いたします。
 現在も難病・重症病態に苦しんでいる患者さんが多数いらっしゃいます。しかし、私自身の限られた経験からも、アフェレシスは無限の可能性を秘めた治療法であると実感してまいりました。そのため、本大会のテーマは、未来志向のアフェレシスとし、さらなるアフェレシスの革新的発展がこのような患者さんを救うものと確信しております。本大会が、難病・重症病態に苦しんでいる患者さんを一人でも多く救うことに繋がるような未来志向のアフェレシスに満ち溢れた大会となりますよう、どうか宜しくお願い申し上げます。
 本大会は、2021年10月16日(土曜日)~17日(日曜日)、京王プラザホテルにて開催いたしますが、2019年末からの新型コロナウイルス感染症の流行により、国内外で危機的な状況が続いております。そのため、皆さまに安心してご参加頂けますよう、万全の新型コロナウイルス感染症対策を講じるよう準備を進めます。
 最後に、このコロナ禍で大変な毎日をお過ごしのことと存じます。どうかくれぐれもご自愛のうえ、お過ごし下さい。

2020年11月吉日
第42回日本日本アフェレシス学会学術大会
大会長 服部 元史
東京女子医科大学腎臓小児科 教授

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