第55回日本臨床腎移植学会

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会長挨拶

第55回日本臨床腎移植学会
会長 中川 健
東京歯科大学市川総合病院 泌尿器科 教授

 第55回日本臨床腎移植学会を主催させていただくことになりました。学術集会は2022年2月23日(水曜日)から25日(金曜日)まで東京ドームホテルにて開催し、テーマを『Optimization(最適化)』とさせていただきました。
 我が国の腎移植は良好な成績とともに年々増加していますが、脱感作移植をはじめとする抗体管理や長期生着とともに免疫抑制療法のあり方、感染症や脳・心血管疾患などの合併症予防、さらにはレシピエント、ドナーの手術においても正解は一つでないとはいえより良い腎移植のための最適化が必要と考えます。また、移植外科医、内科医、小児科医、看護師、コーディネーター、薬剤師、臨床検査技師、栄養士、ソーシャルワーカーに加え歯科医など他職種連携の最適化、行政や臓器移植ネットワーク、ドネーションのための社会基盤の最適化などでもまだまだ課題が残されています。学術集会における議論から多くのことが最適化され、我が国の腎移植が未来へ発展していくというような学術集会になればと思っております。
 本学術集会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への十分な感染対策を行い、現地開催を予定しております。しかしながら今後の状況によっては、Web配信も取り入れるなど十二分に参加者に配慮した上で開催する所存です。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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